2013年03月21日

大丈夫

図書館で何十人待ちで、やっと届いた本。

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『ずっとやりたかったことをやりなさい』
(ジュリア・キャメロン 菅 靖彦・訳 サンマーク出版)

自分の中の創造性をどうやって育んでいくか、をテーマにしたワークショップのテキストのような構成になっています。

その中で、考えさせられたというか、気づかされた箇所がありました。
「本来の自分を取り戻す」という章の一部です。

以下本文より(抜粋)
「・・・「大丈夫」とは、具体的にどういう意味だろう。もうあきらめたということなのだろうか?それとも、受け入れた、快適だ、気にしていない、何も感じない、嬉しい、満足した、いずれかの感情だろうか? 私たちは人前では平気そうな顔をするが、はたして本当に大丈夫かどうかは疑問である。たいていの人にとって、「大丈夫」は覆いをかける言葉だ。それはあらゆる種類の動揺に覆いをかけるが、その裏には喪失感が隠れている場合が多い。
創造性の回復をうまく進めるには、本当は大丈夫ではないときに、「大丈夫」という言葉を安易に言わないようにする必要がある。・・・」



今まで自分は、「大丈夫」はわりと好きな言葉のひとつで、あらゆる場面に使ってきたような気がします。
自分自身を励ますとき、相手を励ますとき、などです。(「頑張る」より、プレッシャーも少ないような気がして・・・)

けれど、「動揺に覆いをかける言葉」「その裏には喪失感か隠れている」と指摘され、それは「安易」だったのか?と。
自分なりに考えて、好かれと思って使う言葉の危うさにドキリとさせられる内容でした。
創造性の回復を妨げる言葉だと限って言えば、そこで立ち止まってしまう「覆い」であることは何となく理解できるような気がします。。。

胸やけしそうな山盛りのコロッケの次に、この話題・・・大丈夫?(; ̄ー ̄A アセアセ・・・


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2013年03月10日

萩尾望都作品集『なのはな』

東日本大震災から2年が経とうとしています。
まだ仮設住宅で暮らす方、行方不明の方、ふるさとを離れた方。
未だ収束していない原発の後始末。人間の手に負えないものに頼ろうとする国。
この2年で、どこまで復興できたのでしょうか。
この国は、ほんとうに安全で安心な未来へ向かっているのでしょうか。

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萩尾望都作品集『なのはな』
(萩尾望都 小学館FLOWER COMICS SPECIAL)

萩尾望都さんは、私がまだ子どもだった頃から活躍されている漫画家です。
『ポーの一族』『11人いる』など、スケールの大きなファンタジーやSF作品が魅力です。
ご自身が文章と挿絵を手掛けた童話も大好きです。

『なのはな』は、2011年から12年にかけて、月刊誌で発表された作品をまとめた一冊です。
萩尾望都さんの、3・11東日本大震災後の思いを込められた作品集です。
本の帯やあとがきには、その思いが綴られています。

放射性物質と人間との関係をシニカルに描いた三部作・・・「プルート夫人」「雨の夜〜ウラノス伯爵〜」「サロメ20XX」。
プルトニウムを擬人化し、人間の欲望や身勝手さが迫ってきます。
そして、描き下ろし「なのはな」「なのはな〜幻想『銀河鉄道の夜』」には「希望」が描かれています。

幻想的な表現でありながら、現実を真っ向から見つめた作品たち。

たくさんの菜の花が、沈んだ心と汚染された土地を、きれいに浄化してくれますように・・・。
みんなの共通の願いが込められた一冊です。


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2012年12月04日

百年文庫「季」「妖」

久しぶりに百年文庫(ポプラ社)の二冊を借りました。
このシリーズは、テーマ(ひと文字)に沿って、いろんな作家の作品(短編)で編集されていて、あまり馴染みのない作家の作品にも触れられるのが嬉しいです。

今回は「季」と「妖」がテーマ。

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「妖」には、むか〜〜し読んだ「堕落論」の坂口安吾の小説。
久しぶりに読んだ安吾ですが、妖しいを通り越して怖さいっぱいの話でした。

「季」を借りた理由は、島村利正の「仙酔島」という小説が収められていて気になったからです。
福山の仙酔島のこと?と思いながら読み進めると、やはりそうでした。
長野の老女が、仙酔島を訪ねる話。大きな起伏はないけれども、鮮やかな人生の断片に触れる主人公の心情が静かに描かれているような作品でした。こういう話が沁みる年頃になったのかなぁ。。。


今日は北風が強く吹いていますね。ガタガタという物音が、余計に寒さを感じさせます。
こたつを出したので、あったかくして本が読めるようになりました。


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2012年09月07日

『舟を編む』

1月にブログに書いたのですが、三浦しをんさんの『舟を編む』(光文社)がやっと届きました。
図書館に予約した時は360人ほどの待ち人数だったので、どれくらい時間がかかるだろう?と思いましたが、
7か月かかりました・・・これでも思ったより早かったです。

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さて、早速読んでみました。
しをんさんらしいテンポで、文章は読みやすかったです。
辞書を編纂する人たちの物語で、身近なものでありながら、あまり知られていない辞書作りについて垣間見ることができました。
それぞれの登場人物目線で描かれているのも飽きさせません。
いくつかの印象的な言葉も鍵になっています。

正直な感想としては、15年あまりに及ぶ辞書作りを描くには、少し物足りない気分になりました。
もっと深く掘り下げたり、年月の厚みを持たせたりしてもよかったかなと・・・。
でも、このさらっと読ませる感じが三浦しをんの良さでもあり、重くなりすぎても受け入れにくいテーマかなぁとも思えるので、これくらいライトな感じでもいいのでしょうね。。。

「本屋大賞」という「書店員が売りたい本ナンバーワン」になった本ですが、最近の売れる本(売りたい本)というのは、こういうものだという典型のような気がします。


高野和明の「ジェノサイド」も予約中ですが、こちらは出だしが600人越えで、今やっと300番台になりました。誰もが読み終えた頃、ようやく読めそうです・・・。

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2012年09月05日

『青の祓魔師』9巻

『青の祓魔師(エクソシスト)』(加藤和恵 集英社ジャンプコミックス)9巻出ました。

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エクソシストというと、やはり?あの?恐ろしい映画が真っ先に頭に浮かぶんですが・・・。
(ホラーは苦手(泣))
この漫画は、悪魔祓いを目指す若者たちのお話です。
主人公は悪魔の子ども(サタンの落胤)であるにもかかわらず、悪魔祓いになろうとしている男の子。
話が進むにつれキャラクターも厚みを増して、勢いのあるストーリーと絵で引き込みます。

子どもの頃から漫画好きな私ですが、昔はよく「また漫画ばっかり読んで!!」と母に叱られておりました。
今では日本を代表するカルチャーとして認められてきた漫画ですが、子どもの頃はまだまだそんな認識はなかったので、風当たりが強かったように思います。
でも、いい作品が世に送られることで市民権を得てきたことが、漫画好きにとってはとても嬉しい世の流れとなりました。

母となった私は相変わらずで、我が子に読むなとは言えない(言う気もない?)状況です。
というか、「この漫画おもしろいよ〜〜」と薦める有り様。
好きなものは、どうやったって好きなんですよね。。。(●´ω`●)ゞ
人に迷惑をかけないとか、思いやりを忘れないとか、命を大切にするとか・・・大事なことがちゃんとわかっていればそれでいい・・・のではないかと、言い訳しながら今に至っています。

調子よく語ってしまいましたが、漫画とは一切関係なく、出来の悪い母親には違いないな。
( ̄▽ ̄)ゞ

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2012年08月29日

コミック『Paradise Kiss』

昨日今日と雨が降り、暑さが少し和らいだようです。
今日はちょっと蒸し暑いかな・・・。

懐かしい漫画『Paradise Kiss』1〜5(矢沢あい 祥伝社)を、まとめて図書館で借りました。

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矢沢さんの漫画はほんとに綺麗ですね。クールでかわいくて、細かいところまで行き届いています。
ストーリーも、読み手がハッピーな気持ちでいっぱいになれる運びで、後味すっきりです。
少女(レディース)漫画の王道です。名作ですね。ジョージかっこよすぎ!

映画化もされましたが、正直キャストがちょっとイメージ通りではなかったのが残念で。。。なので、見てませんが、原作を知らない方にとっては違和感なく見られる映画なのでしょうね
(^^)(--)(^^)(--)ウンウン

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2012年06月15日

『第2図書係補佐』

書評と聞いていたのですが、エッセイ本でした。
『第2図書係補佐』(又吉直樹・作 幻冬舎よしもと文庫)

お笑い芸人ピースの又吉直樹さんの本です。読書家と言われていますが、確かに幅広いジャンルの本を読んでるんだなぁと感じさせます。
自分自身のエピソードを本と結びつけ、短めにまとめられた文章はおもしろくて読みやすい。
どの章から読んでもいい構成になっているので、ちょっとした時間の合間に読めるのも嬉しいところです。

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彼、サッカーやってたんだなぁ〜。
今の風貌からは、そう見えなかったから小さな驚きでした。。。
でも、実はなかなかのイケメンですよね。(好き好きですけどね?)

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2012年06月08日

『おおきく振りかぶって』

今日から梅雨入り。いよいよ雨の季節到来です。
そういう時は、本を読むのもいいですよね。
って、これまたマンガです。。。(; ̄□ ̄A アセアセ

『おおきく振りかぶって』(ひぐちアサ・作 アフタヌーンKC 講談社)

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図書館から借りています。5巻まで読みました。
友達の薦めで読み始めたのですが、おもしろいです。

表紙でわかるように野球漫画、高校球児たちの物語です。
私の中での野球漫画といえば、『巨人の星』、それから『ドカベン』などの水島新司さんの漫画がまず上がってきますが、『おお〜振り』は出だしから今までの野球漫画とは違うぞ、と思わせます。

主人公(ピッチャー)はヘタレ。自分はダメだと思い込んで、うっとおしいほどメソメソした男の子です。
監督は女性、創部一年目でメンバーは全員一年生のチーム。
そんな野球部と仲間、ライバルたちの成長や友情など描きながら、物語は進んでいくのでしょう。
作者も女性なので、この監督は作者の目線なのかもしれません。

私など、野球のルールは知っているものの、一球ごとにどんなことを考え、バッテリーが配球しているのか、よくわからず見ていました。
この漫画は、そのあたりが実に丁寧に描かれていて、バッテリー(キャッチャー)と打者のかけ引きする様子、相手との心理戦、バッテリー間の心持ちや信頼・・・このあたりがとても気持ちよく、おもしろく読ませます。メンバーひとり一人もいい味出しています。

絵のタッチがあまり好きになれなくて、今まで見過ごしてきましたが、ハマってきたので、どんどん借りて読み進めたいです。
これから本格的に夏の大会へと物語は向かっていくのですが、広島で始まる今年の県予選にも注目しながら、漫画もリアルも熱い高校野球を楽しみたいと思います!

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2012年05月18日

『まんがファッション』

今年の一月に発売された本、『まんがファッション』 竹村真奈・編・著(パイ インターナショナル)です。

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ずっと読みたくて気になっていたのですが、本屋さんのはフィルムで包装されていて、試し読みもできませんでした・・・。手にとっては戻し、の繰り返し。それにちょっと定価も高い。。。

何か月経っても本棚にあるので、私が買うのを待っているんだわ!なんて理由を付けて、ついに思い切って買ってしまいましたぁ。

高いのも納得、贅沢なカラーページがたっぷり! 豪華な漫画家さん方のインタビュー! 華麗なファッションカタログ! 漫画好きは、見ているだけでもワクワクします。

私の大好きな羽海野チカさん、水城せとなさん、小学生の頃からの憧れ・・・一条ゆかりさんなど作家陣のインタビューコーナーはとてもいい!作品を知っているだけに、なるほどと気づかされることがいっぱいでした。
後半のファッションカタログにも、東村アキコさん、槙村さとるさんなど、素晴らしい作家さんの名作が目白押し!(´∀`*)ノ☆イェイ!

「まんが」と「ファッション」は切っても切れない関係ですよね。
その時代はもちろん、おしゃれなヒロインや登場人物たちの性格や生き様を表現するのに、ファッションは重要な要素です。
この本を読んでいると、作者の表現の意図やファッション観がわかります。
まんがっていいなぁ・・・。

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2012年05月01日

『艶漢(アデカン)』D

待ってました!やっと、やっと出ました!
『艶漢(アデカン)』5巻(尚月地・作 Wings連載中 新書館)。
大好きな漫画です。

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尚月地さんの独特の世界観がたまりません。
レトロでアンダーグラウンド、アクションとミステリー、お色気・・・いろんな要素が絡んで、上手い展開です。怪しく美しく面白いストーリーは私好み。
イラストレーターとしての画力が存分に出ており、とても初コミックスとは思えません。
仕方ありませんが、コミックスが年一回の発行というのが待ち遠しいです。
語り出すと、止まらなくなりそう。。。このへんにしとこ。(´Д`) =3 ハゥー

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庭のコデマリが咲き出しました。

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明日のお天気はどうでしょう・・・。

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