2014年07月26日

『うきわ』

夏真っ盛り、海に行ったという内容ではありません・・・。
スミマセン。

漫画女子部メンバーからお借りした漫画のタイトルです。
ヲタ・ブログ側ではなく、あえてこちらのブログでご紹介します。
(ブログネタに困ってるとは言いません、よ・・・汗)


『うきわ』@〜A(野村宗弘 小学館ビッグコミックス)

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広島出身の漫画家さんです。
『とろける鉄工所』と言えば、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
広島弁の会話、間、独特のタッチ・・・まさに唯一無二の個性的な漫画を描かれる貴重な作家さんだと思います。

その野村宗弘さんが描く、切ない「大人の恋」の物語。

同じ社宅に住む中山くんの奥さん(麻衣子)と上司の二葉さんとのベランダ越しの恋。

つまり・・・既婚者同士の心の交流なのですが・・・これを不倫と呼ぶか呼ばないかは、読む人の経験値と感性によるところかもしれません。
まだ連載中(「やわらかスピリッツ」にて)なので、結末はまだわかりませんが、この作者が捉える「理性ある引き際」を見届けたいと思わせる作品です。

何しろギリギリの、物理的に言えば「すぐにぶち抜くことができる、ベランダの仕切り板ほどの薄さ」しかない距離感、しかしながら既婚者であるという大きな壁が立ちはだかる二人のハラハラするようなやりとりが、何とも切ない気持ちにさせるのです。

漫画を読み、お互いの事情を知れば同情や共感もできますが、これだけの説明ではわかりにくいですよね・・・。大人の事情ということで?ネタバレは勘弁していただき・・・。

中年の上司・二葉さんが、大人ですてきです。
「うきわ」というタイトルも象徴的。
文字は少なめで、絵で読ませる漫画です。

私もしばらく社宅に住んでいましたが、こんなシチュエーション、ファ〜ンタスティ〜ック♪(〃ω〃)  まさかのベランダ越し?ありえません!
だからこそ、妄想しちゃうというか、ちょっぴり憧れが・・・でも現実に起こったら、苦しいだろうなぁ〜と思います。
漫画だから切なくていいんですよね。
ビバ!まんが!☆⌒d(*^ー゚)b グッ!!


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2014年07月13日

雑誌は特集が勝負?

今月発売された『FRaU』8月号です。

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おしゃれ雑誌(おしゃれそのもの)には縁のない私ですが、特集記事に興味がある場合に限って、張り切って買いに走ります。
予てより、この雑誌はおしゃれだけでなく、幅広いジャンルの特集がおもしろいと思います。

見ての通り、今月の表紙は『進撃の巨人』の登場人物・リヴァイ兵長。
巨人をやっつけに壁外に出かけてばかりのリヴァイですが、こんな感じで読書(手にしてるのは漫画です)してる姿も様になりますね☆
読書できる平穏な日々は、やってくるのだろうか・・・。(笑)
雑誌の手前は、付録のクリアファイル・・・これも欲しかったのです。へいちょ〜〜う!

ということで、今月の特集の目玉は「進撃の読書」原作者の諌山氏のインタビューなど盛りだくさん!
それから、「フラウ文学大賞」と「フラウマンガ大賞」の特集。
この3つでほぼ半分近い紙面を使っています。

「〇〇大賞」などアテにならないことが多いと感じるんですが、(優れているとか、おもしろいというのは、個人の好み、選者の好み・・・ですから)それでも目新しい本や漫画に出会うきっかけになります。
本はざっと立ち読みして気に入れば買えますけど、漫画はラッピングしてあるので、試し読みできないのがつらいので、こういう記事は参考になりますよ。

この特集で取り上げられた中にも、知らない本や漫画がいろいろあって、かなり要チェックでした!
さっそく図書館に予約を入れたいと思います。^^



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2014年06月18日

ダニエル・キイス

作家のダニエル・キイスさんが亡くなったとニュースで知りました。
本棚にある『アルジャーノンに花束を』を久しぶりに手に取ってみて、初めて読んだときの驚きというか、衝撃を思い出しました。

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アルジャーノンというのはネズミの名前です。
主人公のチャーリィは、幼児レベルの知能しかない32歳の男性でした。
あるとき、大学の博士や教授たちが、チャーリィが超知能になるための手術をするのですが・・・。
フィクションだけど、まるで実話のような日記形式で、起承転結に呑まれていくお話ですね。


どんなに頭が良くても、お金や名誉があっても、それだけでは幸せにはなれない。
いろんな「感じ方」があると思いますが、幸せっていうのは、心が決めるものなんだと。

「知能というのは、テストの点数だけではありません。他人に対して思いやりを持つ能力がなければ、そんな知能など虚しいものです。」とは、前書きにある作者の言葉。

・・・そう言ってもらえると、ほどほどの私も少しだけ救われる気がします。

『五番目のサリー』や『24人のビリー・ミリガン』なども有名ですね。一時期よく書店に並んでいました。
ご冥福をお祈りします。

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2014年01月23日

『失恋ショコラティエ』

今月から、月曜9時のドラマ『失恋ショコラティエ』が始まりましたね。

本作は、漫画が原作(水城せとな 小学館FCαフラワーコミックス)なんですが、せとなさんファンとしては、いくらマツジュンとはいっても実写化は「やめて〜〜」という気持ちでいっぱいでした。

この作品に限らず、私は漫画の実写化は最悪だと思っている人なので、それが好きな漫画であればあるほど、ほんとに止めてほしいと切実に思います。

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それでも、松本くんが主人公を演じるとなれば、とりあえず1回は見とこうと、放送を見ることにしました。(第2回まで見ましたよ)

驚いたのは、原作の世界を、わりと忠実に再現してるところです。
ソータくんの部屋以外(原作はもっと冴えない部屋。あのセットは豪華すぎだと思うわ〜)は、原作のイメージ通りだなぁと。
それから、脚本家の仕事は第何回からになるのか? とにかく漫画(漫画家)のシナリオ通りのセリフがほとんどで、場面の切り替えも漫画チックな演出・・・これが漫画の原作を大事にしていると言えるのか、ドラマ仕立てとしての工夫が感じられなかった。つまり、原作任せで、もしドラマがコケたら原作のせいにされそうで、ファンとしてはちょっと不安になるのです。

妄想シーンなど、二次元でせとなさんの画だととってもきれいなのに、三次元になるとリアルで気持ち悪いと感じちゃうんですよねぇ・・・。そもそも妄想は脳内だけでするものですからね〜。

そして、放送時間帯については深夜枠か、せめて10時台の放送にしてほしかった。。。
松潤ファンの小学生には、ちょっと大人すぎる内容だから心配してましたが、ほんとに原作に忠実なだけに(もう少し演出にヒネリがあるのかと思いきや)、どうしてこの「月9」になったのか、松本くんで視聴率を狙ってるとしか思えません。

漫画そのものの話になりますが、タイトルでもわかるように『失恋ショコラティエ』は、恋愛がど真ん中のストーリーです。
主人公が恋するサエコさんはモテる女の子(今や女性)ではありますが、それは特別な美しさではなくて、今風に言うと「小悪魔」とか「天然」で、間違いなく計算高いオンナ。
そもそも主人公の爽太くんも単純な一目惚れで(見た目や雰囲気のみ?)、内面はつかみ損ねている状態の恋。
恋に落ちるとは、きっと理屈では説明できないもの、ということなのでしょうけど、彼女に振り回されて行く中で、仕事やまわりとの人間関係も徐々に動いていく展開なのですが・・・。

せとなさんの漫画のおもしろさは、登場人物の絞り出すような独白と言葉の掛け合いと「間」がいいところ。えぐるような感情(セリフ)に、読み手も胸が詰まる感覚になります。それに画がきれいでかわいくて、シリアスもコメディもどちらもテンポがいい! ちょっとした目の動きなどにも色気や気持ちがわかるような表現ができる漫画家さんです。他の作品でも同様です。

サエコさんは、同性に嫌われるタイプ。職場の年上の同僚・薫子さんは読者が一番共感できるタイプ。モデルのせれなには共感と憧れ、妹のまつりちゃんの若さ故の危うさなど、主人公は男性ですが、女性の視点を意識させるのは女性誌連載の漫画ならではでしょうね。

漫画はまだ完結していないので、ドラマの終わり方もどのような落としどころに持っていくのか・・・正直気になるところです。

漫画の実写化というのは、漫画そのままでもつまんないし、原作から離れすぎてもなんじゃこりゃ?になるし、視覚で楽しませてくれるエンタメが元になる以上は、それを上回る視覚でどう勝負していくか、とても難しいはずなんですけど、安易な実写化はリスクも大きくなることを覚悟してもらいたいです。

見る側も、あまり考えないで見るのが一番いいのでしょうけど、ファンが多ければ多いほど、イメージや先入観が邪魔するような・・・。(映画『黒執事』も同様に・・・)リメイクや実写は、原作を知らないほうが、純粋に楽しめるのかも。


あら、久々の長文だ〜〜(汗)

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2014年01月21日

やなせたかしさんの本

昨年お亡くなりになった、やなせたかしさんの本です。
『何のために生まれてきたの? 希望のありか』
(やなせたかし PHP研究所)

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お元気そうに見えても、肉体的にはボロボロだったというやなせさん。
「アンパンマン」のほんとうの強さとやさしさ(史上最も弱いヒーローだとおっしゃってますが)は、やなせさんそのもの。これからも、アンパンマンは永遠に不滅ですね。

この本は、NHKの100年インタビューという番組で語られたことをまとめた本なのですが、字は大きいし、簡潔にまとめられているので、とても読みやすかったです。

終わりに、100年後へのメッセージとして・・・
「100年後の世界では、
漫画的精神で、みんながなかよく、そして面白く、
楽しく暮らせる世界になってほしい。
希望を込めて、そう考えています。 やなせたかし」
という言葉がありました。

誰が読んでもわかる言葉で語りかける、どこをとってもやさしさがいっぱいの一冊です。


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2013年09月04日

勇気と信頼

久々の更新・・・8月も終わり、9月に入りました。
夏休みも終わって、だらけた体と心に喝!?のはずでしたが、最近肌寒くって、ちょっと体調が心配に。恵みの雨以上の長雨になって、そろそろお天道様が恋しい今日このごろです。

今日は、朝から小学校で読み聞かせの予定でしたが、警報が出ているので子どもたちは自宅待機(このまま休校になりそう)ということで、活動も休みになりました。


柳田邦男さん翻訳の絵本です。

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『ヤクーバとライオン・T・勇気』
『ヤクーバとライオン・U・信頼』
(ティエリー・デデュー・作 柳田邦男・訳 講談社)

アフリカの少年・ヤクーバは、一人前の戦士としての勇気を示すため、ライオンを倒しに出かけます。しかし、そこで出会ったのは傷を負ったライオンでした。
目の前の獲物を仕留めるのは簡単なこと・・・。
自分の栄誉のために、目の前の命を奪ってもいいのか。それとも、もう一つの道、たとえ仲間外れにされ見下されようとも、殺さない選択をし、気高い精神の持ち主となるのか。
真の勇気を問う・・・これが「T・勇気」のお話。

ライオンのボスが、仲間たちを引き連れて人間の村へ向かうと、そこには家畜の牛を守ろうとする一人の男(ヤクーバ)がいました。
男とライオンの激しい戦いは、「ゆずれない任務と任務」のぶつかりあいなのでした。
以前(T・勇気)に対峙したことのあるヤクーバとライオン。
「ふたりは、ともに相手をふかくふかく尊敬する心でむすばれていた」という文章が印象的です。

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自然の理の前では、命はいつか消えていくものですが、それでもけして奪わず、大切なことは何かを、簡潔な文章とモノクロで迫力のある画が語りかけてくる絵本です。


口で言うのは簡単ですが、「勇気」と「信頼」どちらも容易いことではありません。
でも、今を生きる中で、これほど光を放つ言葉もありません。
世の中捨てたもんじゃない話もたくさんあって、そういうものに励まされたり、笑顔をもらったりしていますが、政治や社会においてはどうでしょう。

いじめや原発の後始末と汚染水問題、教育委員会の問題など、隠す・繰り返す・先延ばし・後手後手・目先の利権や権力・損得勘定・・・勇気と信頼からは程遠いキーワードばかりが目立つように思います。

結論(しかも正しいとは言い難い?)ありきの議論をいくらやっても仕方ないのに、時間ばかりが無駄に過ぎているような気がします。
「国の責任で」とかよく聞きますが、何を持って責任をとったと言えるのか、考えているのか、(消えた年金問題の社保庁など、あれやこれやが)未だに私にはよくわからないのです。
簡単によく言えるもんだよなーと思う訳です。

勇気をもって連鎖する事象に立ち向かっていくことが、信頼や尊敬につながることだと、こういう絵本を通して伝えられたらいいなぁと思っています。


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2013年06月10日

『ガール・イン・レッド』

『ガール・イン・レッド』
(ロベルト・インノチェッティ・原案・絵 アーロン・フリッシュ・文 
金原瑞人・訳 西村書店)

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2013年発行の新しい絵本。
タイトルから、「赤ずきん」のパロディか?と思っていたら、パロディではなく「現代風・赤ずきん」のおはなし。

現代の赤ずきんちゃんは、賑やかな都会の森を歩いておばあさんの家へと向かいます。
そして、森の心臓「THE WOOD」へ迷い込み・・・いい人を装った「オオカミ」と出会い、それから・・・。

コワイ・・・怖いお話です!
絵本の中のストーリーテラーはおばあさん。このおばあさんが不気味。
テーブルの上に乗るほどのちっちゃなおばあさん(!!)・・・その周りで子どもたちがおはなしを聴く、という図が、初めと最後に描かれているんですが。
ぞっとする結末に、絵の中の子どもたちも最後は涙を流しています。

試しに図書館で借りてみたのですが、これは小学校の朝読には読めませんわ!
(朝イチだなんて、絶対ムリ!)
対象としては、中高生〜大人でしょうか。想像力を持って、ラストは「ひとつじゃない」と切り替えられる人じゃないと、うなされそうなお話でした。

現代的なイラストは、細部まで描き込まれていてリアル。だから、余計に怖さが引き立ちます。(イラスト自体は、おもしろいですよ。)
個人的には、やっぱり「ちっちゃいおばあさん」がミソです。初めと終わりで、手元の編み物の長さが違っていたりして・・・細かいところまでこだわってます!
イラストからも、いろいろなメッセージが読み取れる本だと思いました。
それだけに、各々の想像力に委ねられることの自由さと危うさを突き付けられているようにも感じられました。

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posted by maco at 16:35| Comment(5) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月23日

『ようちえん いやや』

春から通っている幼稚園に「行きたくない!」と急に言い出したお子さんの話を、ブログでいくつか読みました。
今となっては「うちもあったなぁ〜そんなことが」と懐かしく思い出します。

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『ようちえん いやや』(長谷川義史・作 童心社)
まだ新しい絵本なのですが、幼稚園に行きたくない子どもが何人も登場し、その理由を述べていくのですが、(げたばこが いちばん下やから イヤなど・・・)最後を締めくくる理由が一番なのではないでしょうか・・・。
「おかあちゃんと いちにち いっしょに いたいだけなんやー」

子どもをぎゅっと抱きしめたくなりますね。

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posted by maco at 17:44| Comment(8) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月01日

『空想科学読本13』

この本、アニメや漫画などの技や場面の疑問などに、大真面目に答えてくれるありがたいシリーズの13巻目です。
今回も、以前から気になっていたフィクションならではの「ありえない事柄」について、科学的観点から真剣に解析・検討してくださっています。
(; ̄ー ̄A アセアセ・・・

『空想科学読本13』(柳田理科雄・著 メディア・ファクトリー)
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例えば、ポケモンのピカチュウの電撃を受けても生きているロケット団の不思議とか、「黒子のバスケ」の人気キャラ・緑間君の3Pシュートの解析など、見どころいっぱい。
おもしろくて笑えます・・・。そして、ますますフィクションの世界が楽しくなります。

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2013年04月15日

『ええところ』

図書館で借りた絵本『ええところ』です。
(くすのきしげのり:作 ふるしょうようこ・絵 学研教育出版)

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今どきな感じのイラストレーターさんらしい(本作が初めての絵本だそうです。)色使いや線が新鮮です。
文章は関西弁です。

あいちゃんは、自分にいいところがひとつもないと思っていました。
友達のともちゃんは、そんなあいちゃんのいいところを見つけてくれます。
それは、「手があったかい」ということ。
お話はまだその先があるのですが・・・。
この二人の小学生の女の子のやりとりが、とてもやさしくて、あたたかくて、ちょっと泣けてきたお話です。

実は私も「手があったかい」人です。
そのぶん「心がつめたい?」とか、生鮮品を持つのに向いてない、とか・・・まぁ自分で言ったり気を付けたりしています。(;^_^A 
実際はこの点について、特別気にしたこともなかったのですが。

絵本の中で、掃除(雑巾がけ)のあとクラスメイトが「さわらせて」とやってきて、あいちゃんが手を温めるシーンがあります。
そういえば、私が高校生の頃の寒い朝、登校した友達が、カイロ代わりに私の手をぎゅっと握っていたな〜・・・そのことを思い出したんです。

私も「ともちゃん」のおかげで、ちょっとだけ自分の「ええところ」を発見できました。
よっしゃ! φ(..)メモしとこ。


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