2015年08月12日

『紋切型社会』

図書館に予約していた本の順番がようやく回ってきました。
『紋切型社会 言葉で固まる現代を解きほぐす』(武田砂鉄・著 朝日出版社)
著者はフリーライターだそうです。

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いろいろな視点・論点で社会の今を切った20章で構成されていました。
読み手によって、感じ方は様々だと思いますが、全体的にはとてもおもしろかったです。
たたみ込むような勢いがあり、正面から、または斜に構えながらの評論です。

語られていることに共感できるところは、そうそう!そうなのよ〜!と、こちらも勢いよく笑えたり内心拍手喝采だったりしますが、それがすべてでもなく、えっ?そうなのかな?とか、そういう見方もあるのかなど、この著者なりの視点がおもしろいです。
とにかく様々なメディアや人物、書評などが次々と取り上げられ、忘れかけていた出来事から現在に至るニュースな出来事まで、切り口が鮮やか。
個人的には、特に後半の目次がよかったと感じました。

この本を読むと、言葉によってコントロールされている社会を意識してしまいます。
それによって思考が止まり、言葉の縛りで多様性や寛容さが狭められてはいないか。大丈夫なのか?私たち・・・日常、わかった上で流されることも時として必要でありますが、上手く欺かれているようなこともきっとある・・・。

著者は、安易な結論に導いたり、まとめたりする方向ではなく、読み手に投げかけているのだと思います。
そこがいいですね。それが副題にある「解きほぐす」という発想なのかもしれません。


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posted by maco at 18:52| Comment(2) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
図書館の予約待ちの本は、順番待ちに時間がかかりますが、みんなよく知っているなぁと感心します。
Posted by 金星 at 2015年08月13日 14:52
金星さん、コメントありがとうございます。

そうですね、早い方は本当に早いです。
実は、この本は予約というよりも、検索したら図書館にまだ置いてなかったので「リクエスト」として注文したんです。
でも次の日、予約本一覧を見ると、既に何人も待機になっており・・・私も早く読みたかったのでリクエストしたのに、先に何人もの人が同じようにリクエスト済みだったようなのです。

ツウ?の方々は、発行日にリクエストする勢いで図書館を利用されているのでしょうか?^^;
みなさん図書館を上手く活用されているんだと思いました。
Posted by maco at 2015年08月13日 19:14
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