2014年09月20日

『いのちをいただく』

『絵本 いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日』
(坂本義喜・原案 内田美智子・作 魚戸おさむとゆかいななかまたち・絵 講談社)

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西日本新聞社から出版されている本『いのちをいただく』を絵本にしたものです。
(西日本新聞社は、食の安全についても長く取材や記事に携わっていて、私も興味を持って関連本を読んでいます・・・。)

坂本さんは、食肉センターで牛を「解く」(=と殺)仕事をしています。
小学3年生の息子・しのぶくんは、授業参観でお父さんの仕事について、恥ずかしさから「普通の肉屋 です」と答えてしまいます。
担任の先生から「お父さんが仕事ばせんと、先生も校長先生も会社の社長さんも肉ば食べれんとぞ。すごか仕事ぞ。」と言われ、しのぶくんは考えを改めます。
ある日、坂本さんが勤める食肉センターに、女の子・みいちゃんと一頭の牛が やってきました。
みいちゃんが、一緒に育った仲良しの牛が解体されるのを悲しく思って離れられない様子を見ていた坂本さんは・・・。

本のタイトル通り、いのちをいただくということを考える一冊です。

坂本さんは、実在する食肉解体作業員で、学校など講演活動もされており、作者の内田さんは助産婦です。
いよいよ牛のいのちを解く場面、現場の方ならではの牛とのやりとりが胸に迫ります。
かわいそう、でなく、だからこそ無駄にせず おいしくいただこう、と子どもたちにも伝わってほしいです。

生きるために、私たちは尊いいのちを日々いただいている・・・食べるために動物や植物を大事に育てた人、解体したり加工したりする人、それぞれの思いを受け止めて「いただきます」と「ごちそうさま」と手を合わせ、感謝したいと思います。

先般、ずさんな鶏肉加工で世界中が震え上がる事件もありましたが、食べる側の食の安全だけでなく、まさにいのちを冒涜したあるまじき行為だと改めて思いました。


広島ブログ
posted by maco at 12:29| Comment(2) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
胸につまされます。
お魚でも一応さばくことはしますが
生きている魚をさばくのは
毎度気持ちが入りますもの…

近所でよく猪の駆除があるのですが
鉄砲を撃つ方も年々減ってるとか
殺すってやっぱりいい気持ちではないはず

この仕事あっての山暮らしなんですよね
ありがたいな〜と思います

でもこの猪のお肉だけは…
申し訳ないのですが、どんなに臭みがないとも
私食べれないんです〜(涙)
現物が毎夜我が家の周りをうろうろしておりますので…
Posted by くりちゃん at 2014年09月20日 17:34
くりちゃん、コメントありがとうございます。

食欲の秋・・・いっぱい食べる幸せを感じながら、感謝の気持ちを忘れないようにしなければと思った絵本です。

この辺いますよね、猪。(猿や狸も!)
そうですか、駆除しているんですね・・・。
数が増えると山の食べ物がなくなり、結果人里で畑を荒らしたり、いろいろ難しいですよね。
山師は目上の方のイメージでしたが、これから先、引き継いで行く人(若い人)がいるのでしょうか・・・大事な役割なんですけどね。ほんとにありがたいです。
Posted by maco at 2014年09月20日 19:39
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