2015年07月07日

『ナイルパーチの女子会』

柚木麻子さんの本。
『ランチのアッコちゃん』とは少し違った趣の本・・・というのが第一印象でした。

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女性の心理をぐっと掘り下げ物語にするのが上手いなぁと思う作家さん。
そのあたりは『アッコちゃん』シリーズにも通じますが、読後の爽快さはない・・・かな。怖くて、考えさせられる話でした。
共感とまではいかなくても、女性なら何か思い当たることがあるかもしれませんね。
誰もが持つ深層に溜まる濁った部分を、かき混ぜたり、覗きこんだり、些細なきっかけで暴発したり・・・

ナイルパーチというのは要注意外来生物(凶暴な淡水魚)の名前で、登場人物の中にそれを連想できる者がいることを意味します。
女子ならではの面倒臭さ満載とでも言いましょうか・・・分厚い本の中身は、ドロドロの水槽?(笑)


距離感を感覚的に察知できる者同士のお付き合いというのは、とても心地いいものですが、それを見誤ったりお互いかみ合わなかったりすると、非常にツラいものです。
「なかよしごっこ」をしたがる女の子(年齢的には子どもとは限らない)、何でもかんでもつながってなければ不安とか人の目とか気になる部分を乗り越えられると、自由に泳げるんですけどね。
大人になっても、自分では不可抗力なものが押し寄せてきたりして、そういう波をうまくやり過ごせるのは、性格なのか経験なのか・・・生きている限り、日々いろんなことがありますからにゃ〜。

広島ブログ
posted by maco at 21:33| Comment(2) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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